褥瘡(床ずれ)対策のマットレス(敷寝具)には、体圧分散・除湿・ズレ防止が必要です。
褥瘡(床ずれ)とは
褥瘡とは、同じ場所に長時間圧力が加わることで起こる皮膚に障害を起こした状態のことです。
褥瘡(床ずれ)の原因
・痩せて骨が出っ張り、血管が圧迫されることで血流が妨げられる。
・加齢などで皮膚が刺激に弱くなる。
・発汗や尿失禁などによる寝床内の蒸れ(湿潤)。
・体位交換の際のズレ(摩擦)。
・低栄養状態
褥瘡の予防対策
予防対策は、栄養・皮膚のケア・除圧などがあります。
寝具にできることは除圧ということになります。
除圧は、体圧分散と言われています。
体圧分散が高い敷寝具としてエアーマット・ウレタンマットが挙げられますが、
ここに問題があります。
エアーマット・ウレタンマットは、接触面積が高く、通気性が低いため、
寝床内の蒸れ(湿潤)が高くなってしまいます。
そこで、体圧分散と除湿を兼ね備えた「よくねるハニカムマットレス」をご提案致します。
よくねるハニカムマットレスは、表面の立体構造繊維が体と敷布団の間に空間をつくり、
常に空気が対流しているため、蒸れ(湿潤)を防ぎます。
また、中綿(中芯)に多層式綿を使用している為、体圧分散も優れています。
よくねるハニカムマットレスは、九州大学病院で採用されています。
ジェルトロンマットレス
褥瘡発生リスク予想の高い方には高価ではありますがジェルトロンをご提案致します。
ジェルトロンは、圧・蒸れの対策に加え「ズレ」に対しても考慮されています。
ギャッチアップや体位交換の際、皮膚ズレが褥瘡につながる場合も多いのです。
褥瘡対策の製品として、体圧分散についてはよく言われますが、
ズレに関しては注目されることが多くありません。
ジェルトロンは、ジェル素材がズレを吸収します。
立体構造の為、通気性が非常に高く蒸れません。
また、素材自体接触が柔らかく血管を潰しにくいのも特徴です。
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